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2010/02/20 3:41 pm

日記 動静の美

投稿者:master
 茶芸と茶席の関係は、コインの表と裏のような関係と考えています。

お茶をいれる時には、行雲流水のような滑らかな動きが
最も美しいと言われています。

 流暢で自然な動きで、バランスが良く、
    美味しいお茶をいれることができます。

 不思議なことに、不自然な動作でお茶をいれると、調和が破られ、
  それがお茶の味にも影響し、
   余計な渋みや苦みが生まれやすくなるのです。

 また、お茶の始まりと終わりには、全ての動作が静止の状態になります。
茶芸演出前後の茶席は、まるで風が止んだ、静かな湖面のようなイメージです。

 茶席の色合い、茶器配置のバランス、音楽、花、空間との調和など、
さまざまな要素で茶席の美しさを表現することができます。

 さらに、平静な茶席の中で、見ている人に躍動感を感じさせることは、プロの腕の見せ所。
動かない茶席には、主人の個性や、意図が感じられるはずです。


 最も大切なことは、茶席と茶芸のコラボレーションの中で、
  一杯のお茶の美味しさを充分に表現することです。

 嗅覚や味覚の他に、視覚、聴覚、触覚でも存分にお茶の“美”を楽しむことができます。
いずれも欠くことのできない感覚です。


 茶席に溢れる静的な美、茶芸演出による動的な美、両者の連携によって
行き届いた美しさを空間に満たすことができます。

 茶芸と茶席による動静の美は、
  お茶を、ただ喉の渇きの生理的欲求を満たすためのものから
  五感の美を追求する芸術世界へと誘います。

是非一度、至福の世界を体感して下さい。
きっと、新しい発見や感動を味わうことができると思います。

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♪ 2010年3月21日 ≪春分茶会≫
  〜台湾茶芸コンテスト受賞者4名による競演〜
【演出:寺山芽生、中澤弥生、岩崎直子、竹内香代子】

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2010/02/20 3:26 pm

日記 旧正月「原点回帰」

投稿者:master
子どもの時に、一番期待する休日は「春節」でした。
なぜなら。
学校も冬休みに入り、家族といつも一緒にいられて、さらに、
一年に一度のボーナス「お年玉」がもらえるからです。

子供も大人も、一年で一番気持ちがゆったりしてうれしい時期です。


大学院で勉強するために来日したのは、もう18年前のことになります。

仕事関係と国際結婚の為に日本に定住してから、
旧正月の春節に帰省することはなかなか叶いません。
故郷との距離をちょっと遠く感じる季節でもあります。

その代わりに、中国茶インストラクターの卒業式は、毎年ほぼ旧正月前後の時期に
開催されています。本物のプロを目指し、常に自分の能力の限界に挑戦しながら、
1年間以上しっかり勉強してきた中国茶インストラクターたちの祭典です。

プロ向け知識の勉強、製茶実習、論文研究、評茶実習、茶芸実習、茶席創作など、
厳しく、多彩なプログラムを潜り抜けたプロ達です。

年間育成人数は少なく、時間がかかりますが、毎年、100%自信を持って、
日本社会に一流の中国茶専門家を送り出せていると自負しています。

皆が一回り大きく成長している姿を見ると、うれしい気持ちと、巣立ちの寂しい気持ちが
心の中にいつも混じり、格闘しています。
いつも新しいかと出を祝う気持ちとはなれる寂しさを感じながら、春節を過ごしてきました。
うれしい胸いっぱいの中に、ちょっと寂しいという自分の気持ちでした。

自分も、もう一度、新しいインストラクター受講生と一緒に初心に帰り、
奥深い中国茶の世界をともに旅することができるのは、とても幸せ一杯だと思っています。

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2010/02/07 7:05 pm

日記 写真展開催のお知らせ

投稿者:master
インストラクター協会の仲間である宝迫典子さんが、このたび写真展を開催されることになりました!
タイトルは「大陸に生きる人々」。
以前、インストラクター協会会員の方達には宝迫さんの著書「茶仏 お茶と寺廟のある風景」ご出版のお知らせをいたしましたが、その中に出てくる様々な地域で撮影された写真が展示されます。
すでに本を読まれた方は、写真をご覧になることで改めて宝迫さんが辿った旅の様子がわかると思います。
また、まだ読んでいない方は、ファインダー越しに宝迫さんが感じたことはどんなことか、きっと本を手にしたくなるにちがいありません。

現地の人々の、生き生きとした生命力溢れる眼差しは、私達に感動すら与えてくれます。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。















◆開催期間 2010年3月29日(月)〜4月9日(金)

◆開催場所 コダック フォトサロン
       東京都千代田区外神田3-12-8 住友不動産秋葉原ビル12F
       TEL:03-4455-3274
       http://www.kodak.co.jp   

◆開館時間 10:00〜19:00(最終日18:00)土・日・祝休館

※コダックフォトサロンの後、4月20日〜25日に入間市博物館でも開催します。

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2010/01/28 7:06 pm

日記 旧暦新年

投稿者:master
今年の2月14日は旧暦のお正月です。
台湾と中国には、今でも新暦の正月より旧正月のほうが大切にされていて、
お年玉が貰える新年といえば、旧正月を意味しています。
そして、この時期の現地の様子は一年中で一番賑やかで、活気に溢れて
います。
国際結婚と仕事の関係で、残念ながらもう10年以上旧正月に帰省して
いませんが、毎年この時期になると子供の頃を思い出し、とても懐かしい
気持ちになります。

台湾と中国は農耕社会だった影響もあり、新暦の太陽暦より、
旧暦の太陰暦(月)の動きに注目してきました。
二十四節気の考え方は、月の運行に合わせて分類されたものです。
潮の満ち引きなど、地球上の自然現象は遠い太陽より近い月のほうが影響が
強いと考えられます。

さて、今年の干支は、寅です。いただいた可愛い年賀ハガキで、
皆さんと一緒に旧正月の雰囲気を味わいましょう。

虎年行大運!!(Goodluck this year!!)

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2010/01/23 9:20 pm

日記 自然の大美

投稿者:master
先日、中国茶インストラクター茶芸試験と新年梅花茶会を見ているうちに、
私の頭の中で宋代の偈(げ)が思い出されました。


春有百花秋有月
夏有涼風冬有雪
若無閑事掛心頭
便是人間好時節

〜宋代 無門慧開禅師より〜

【写真:雪梅茶席 by S.T.LIN】

意味は、春夏秋冬それぞれに四季模様があり、
春花、秋月、夏風、冬雪のように自然は移ろっていきます。
一番良い季節はどれかといえば、何かに心を煩わされることなく、
心にゆとりがあれば、どんな季節でも関係なく、自分にとって一番
幸せを感じることができる良い時期といえます。
つまり、人によりそれぞれベストシーズンは異なります。
そして、身近な日常生活の中にもベストのタイミングは存在するはずです。


この詩から、中国茶テーブルセッティングのポイントも見出すことが
出来ると思います。
<自然との対話>、<大自然との共生>という見地からの表現方法です。
わざとらしさを感じさせない、自然な姿としての全体感が
一番感銘を受けやすく、評価が高いです。

茶芸演出する一人ひとりにはそれぞれ個性や得意分野があり、
そのどれにも美しさと存在価値が感じられるはずです。
つまりは他の人の型にばかり目を向けるのではなく、自分自身のオリジナルの
得意分野を活かし、頑張り続ければ必ず一人前のプロになれると
信じています。
平常心を持ち、心の目で見れば、真の美しさを発見できるかもしれません。

一番美しいものは、自分の心に宿ると思います。

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2009/12/25 12:36 am

日記 寄り添うもの

投稿者:meme
今年も残りわずかとなりました。
毎年必ずと決めてはいないのですが、11月か12月頃にオーケストラを1人で
聴きに出かけます。
今年はチェコを代表する作曲家スメタナの「モルダウ」でした。

小中学校の音楽の授業の鑑賞や合唱では有名な曲。
楽器を演奏したり、歌うことは苦手でしたが、音楽が好きなのはこの鑑賞の時間があったから。
鑑賞するのはもちろん、作曲家がどのような思いで作り、また作曲家の人生、
曲が生まれた時代の解説など、当時どこまで理解していたのか分かりませんが、
とにかく好きな授業の上位でした。
「モルダウ」を初めて聞いたのも中学の音楽の授業の時、当時は暗いなんか物悲しい印象で
あまり好きではなかった記憶があります。
ただ不思議なことに、何かの機会にこの曲を耳にし、年を重ねるに連れ聴く度に感じるものがあり、
小さな節目に聴くようになりました。

今年の「モルダウ」は・・
今年は「喜び・焦燥・諦観・安らぎ」多くの事、人、気持ちに振り回され(流され)た
1年でした。
これから先どこに流れていくかは未だわからないけれど、いつか辿り着く先が
ここで良かったと思えるようまた、日々大切に過ごして行きたいと思いました。

そしてもう1曲ヘンデルの「ラルゴ」この曲もまた何かある度に聴いていた曲です。
10代のころ初めてクラッシクに安らぎ・幸福を感じた曲で、通学や受験の行き詰まった時に
よく聴いていたのを覚えています。

そして今日偶然にもこの曲を久しぶりに聴くこととなり、これまでの聴いてきた
中で最も、静かに穏やかに心が満たされました。
初めて聞いた時から約20年このような気持ちで聴いているとは想像もつかなかったと
思い改めて不思議な縁を感じました。

音楽もお茶も多くのモノが複雑に重なり合いって、美しい音色や香りが生まれ、
時には人の心を幸せにし震わせます。
今年参加させて頂いたChinese Tea Festa 2009、台北茶藝コンテストも多くの人の
経験や知識、お茶に対する思いが重なり、お互いに響き合い素敵なイベントとなりました。

誰かを感動させるような曲もお茶も作ることはもちろんできないけれど、自分の淹れた
お茶が、誰かの人生のほんの一時でも寄り添い安らぎを感じてもらうことができたら、
今の自分には先に進むことよりも、大切なことかもしれません。

今年お世話になった皆様、そして海の向こうからこのブログを見てくださってる方へ
メリークリスマス。

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2009/12/12 1:10 am

日記 台北茶藝コンテスト(5)  〜 仙人たちの宴 〜

投稿者:yayoinosakura

今回会場となった建物は、体育館をちょっと大きくしたくらいの広さでした。

そして、その半分のスペースはコンテスト会場となり、残りの半分は各お茶屋さんのブースでした。


各ブースはそれぞれ違った趣向で、趣のある空間となっていましたが、全体的に、山の中をイメージさせる空間や、東屋風の設計など、まるで水墨画や山水画に出てきそうな雰囲気のブースが多かったように思います。

そんな空間の中で、ゆったりとお茶をいただきました。


台湾の茶席は、とてもナチュラルで、日本の「わび・さび」とはまた違う、落ち着いた雰囲気の空間でした。



・・・まるで仙人でも出てきそうな、不思議な空間・・・

実際に、お茶を淹れて下さる方々は、ゆったりとした方が多く、どこか浮世離れした感じで、仙人風な方々が多かったです。

この日、そんな仙人たちのいる不思議な空間を、私は漂っていたように思います。

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2009/12/06 12:37 am

日記 台北茶藝コンテスト(4)  〜どこかで経験したことがあるような・・・〜

投稿者:yayoinosakura

茶藝コンテストの出場者は21名でした。

くじ引きで出場順を決め、3人1組で舞台に上がり、茶藝をします。

茶藝時間は20分。

お茶葉(高山茶)は舞台に上がってから係りの方にいただき、初めて手にすることが出来ます。

もちろん事前にサンプルをいただいて、前もって練習はしていましたが、当日のお茶はまた微妙に違っていた気がしました。

やはりお茶葉は生き物、手強いです・・・

お茶は、三名の茶湯担当の審査員、アシスタント、そして自分の分の5名分を、三煎淹れます。

舞台に上がり、茶席をすばやく作り、お茶葉をいただいて、いざ、茶藝開始です。

茶藝開始の合図は「チ〜ン!」というベルの音で始まり、その音で終わりました。

茶藝終了後は通訳の方に手伝っていただき、お茶に関する質問に答えました。

質問は半分に折られた短冊に書かれていて、沢山ある中から、ババ抜きのように1枚引きます。

最後に審査員の方々から評価をいただき、入賞者が発表されました。

茶藝コンテストの流れは大体こんな感じだったのですが・・・

インストを卒業された方は「あれ?」と思われたのではないでしょうか。

そうなんです、台湾の茶藝コンテストはインストの卒業茶藝試験そのものだったのです。

おかげさまで、卒業試験で一度体験していたので、緊張せず、楽しんで茶藝をすることが出来ました。

インストの、あの怒涛のような卒業試験は、このような大きなコンテストでも十分、対応可能なほど、レベルが高かったのです。

インストの卒業茶藝試験、恐るべし!です。

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2009/12/05 7:27 pm

日記 茶芸コンテスト(3)人情義理

投稿者:takeuti
 会場内の心温まる言葉をご紹介したいと思います。
 「人情義理」「茶」という字は「草」「人」「木」で構成されています。

 人と草木の間の調和共存を意味し、自己との調和、友との調和、土地との調和、そして世代との調和。
 アジア文化の中で、「茶」は物質的美しさだけでなく、精神的善思想として重視され、茶を学ぶことにより、私たちは世代を、土地を、友を、そして自分を見つめることができる。
 茶の心を養うことは、「義理人情」を維持し、互いを尊重し、互いを共養すること。

 以上の記述が英語、韓国語、日本語に翻訳されて会場に大きく掲げられていました。
 今回、「茶」を共有するアジアの方たちとの交流は、まさにこれらの言葉を意味し、忘れていた感情と感動を心に刻む貴重な経験となりました。

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2009/12/05 10:30 am

日記 <2009年中級評茶員の旅5>美しい西湖に鷹が出没?!

投稿者:master
 旅の最終日、美しい西湖の上空を勇ましい鷹が盤旋している風景を目撃しました。


 皆が湖辺へ走り、興奮してすばやく鞄からカメラやビデオを取り出しました。
静かな西湖にパシャパシャとシャッター音が響き、フラッシュがたかれて
賑やかになりました。

思いがけず、天高く秋らしい雰囲気の美しい写真が撮れました。

その後、興奮冷めやらぬまま5分ほど歩き続けると、一人の優しそうなおじいさんに出会いました。

ふとその手を見ると、凧を揚げているようです。さらに凧糸の先を追っていくと…
なんとさっきの鷹を上手に操っているではありませんか!

見事にその手で生きた鷹の動きを表現し、私たちの目はまんまと騙されていたのです。

…結局、海抜が低い西湖には、鷹が棲息するわけがないと、改めて
気づいたのでした―。
 
     林 聖泰
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♪2009年12月19日 「茶藝師」「評茶師」説明会 
♪2010年1月 <第11回新年 梅花茶会> 
♪ 2010年度  <中国茶インストラクターコース>

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