
自分で生葉から烏龍茶を作るのは、毎年中国茶インストラクターのカリキュラムの一貫として行われています。
今回のテーマはウンカが噛んで生まれた、有名な東方美人茶です。
茶農家で作業を始めたのが、午前10時すぎ。日光萎凋、室内萎凋から釜炒りまで、18時間以上の時間がかかりました。
揉捻、乾燥、テイスティングが終了したのは、翌朝の9時でした。
長い一日でした。
自身の五官で、天然の茶葉の香りの変化を感じ取って、作業をすすめます。
茶葉の色、硬さ、温度なども、ちょっとしたことで変わっていきます。
結果的には、全員それぞれ全く違う香りと味を持つ東方美人茶ができました。
大自然がもつ力と不思議は、現場からこそ勉強ができます。
見学旅行ではなく、一度、自分の手で自分の烏龍茶を作りませんか。
林聖泰