「中国茶インストラクター」について
1999年1月より開講となった、日本初のプロ養成講座です。国際的な意識ですぐに活用できる内容が豊富であると評価をいただいております。現在、中国圏・英語圏の雑誌にも登場しています。
中国茶・台湾茶をしっかり勉強したい方、国際レベルに見合う中国茶の専門家を目指す方、将来、中国茶講師や専門店経営などをお考えの方など、どなたにでも応募できます。
華泰茶荘主催の中国茶講座(初級・中級・上級、合計14講座)を終了した方が基本となりますが、終了見込みの方にも、これまで受講実績があります。
※年内に終わらない方はご相談ください。
授業が進む時に、基本知識のチェツク、茶芸実演、鑑定審査などが行わています。
春季・秋季のお茶作り旅行は、どちらか一回参加してください。
基本的に、茶館経営者が教える「茶館巡り」、茶葉品種、栽培、茶園管理、製造、鑑定など「生産現場の実習」などのカリキュラムは同じです。春は「高山烏龍茶」、秋は「東方美人茶」をテーマしています。
ただ見学するだけではなく、貸し切りの茶工場で、品評会受賞などの実績のあるプロ茶師から指導を受けながら、お茶作りについてご自身の体験を通して学んでいただきます。参加者自身で仕上げたお茶は、それぞれお持ち帰りいただけます。
また、出来上がったお茶についてのテイスティングなども行います。
本当の意味でインストラクターになるためには、現場を知らなくてはいけません。 生産現場、茶館視察、茶畑の視察などを通して、ご自分の将来の為の写真資料作成なども旅行の目的です。机上での、書籍や資料からばかりではわからないこともたくさんあります。
プロになるためにはとても大切な、役に立つ授業の一環です。
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世界に通用するプロの能力をはかるために、中国茶テーブルセッティング、茶芸の動作、技術の安定性、オリジナル性、プロ知識など、すべての項目についてしっかり評価されます。
そういう形をとることにより、世界に通用する自分のオリジナル茶芸を完成することができると考えています。
試験ルールは国際的な茶芸コンテストを基準にしています。演出成績の優秀者は別途表彰されます。
市場調査、比較研究、観察レポートなど自分が関心を持つテーマを研究し、まとめていただきます。
実験調査、アンケート調査、試食会調査、文献調査などの手法を使い、自分が研究したい専門分野を確立する狙いがあります。
12月の最終授業の際に卒業の要件として必ず提出していただきます。
問題の提起、資料収集について、論点の作成、今後につながる問題の発見など、独立の研究能力などの観点から評価されます。
毎回15分の小テストでそれぞれの問題点を洗い出し、強化していく仕組みです。
それぞれのもつ強みや弱みを、プロになる前に一定の水準に引き上げる目的で行われます。
予習、復習、検証、そして業界の最新情報を加えた授業を行います。
一年間を通して、品種、科学、文化、歴史、製造、経営など、プロに必要な基礎と知識をしっかり作り上げます。
茶葉の良し悪し、品質の問題を正しく判断できる能力を、一年間の練習に通じて、しっかり育てる目的で行われます。
一ヶ月間でテーマを復習して、来月にもう一度同じ茶葉で自分の理解度を確認する仕組みです。また、鑑定杯セットの使い方や官能審査の技術、各茶類の審査用語も習得できます。
最大の目的は、お茶の品質問題を極めて、その上、入れ方を調節して、さらに上手に美味しくいれられるようになることです。
実は、美しい茶芸とは表裏の関係にあります。また、審査用語が使えるようになると、お客様に味や香りをより客観的に表現できるようになります。
正しい鑑定方法と訓練時間を利用して、しっかりテスティングの基礎を磨いていきます。もちろん国家資格「評茶師」の資格を取得したい方にとっても欠かせないものと思います。
中国茶もだいぶ日本で浸透してきましたが、今後はますます専門性の高い知識・技術が問われる時代です。
当中国茶インストラクター養成コースは、名実ともに中国茶のプロを目指す方を対象としており、日本で初めて、1999年1月に第一期からスタートした中国茶のプロを養成するためのコースです。
<中国茶・台湾茶>の生産・販売・流通に精通するだけでなく、<中国茶・台湾茶>を中心とする“茶文化”の知識・教養を身につけたプロを育成するために、一年間をかけ、テイスティング試験、台湾への茶葉作り研修、研究論文提出、茶芸試験などを経て真の実力を習得していただきます。
月に一度行われる授業では、「お茶の製造」「美味しいお茶の入れ方」「茶藝」「ティーパーティー」「茶道具の設計と配置」「泡沫緑茶・泡沫花茶・泡沫紅茶の作り方」「茶料理」「茶請け」「茶藝館の経営」「中国茶の教育法」など、毎回バラエティが豊富で、しかも専門性の高い内容をとりあげ、少人数制による密度の高い講義が行われています。
このアジア中国茶文化振興会(ACCF)公認の「中国茶インストラクター」資格を取得するには、以上のような厳しいプログラムを習得し、最終的には、国際基準に沿った茶藝試験に合格し、国際的な実力を認定されることが必要となります。
また、少人数制のカリキュラムですので、受講生同士の交流密度が高く、人脈も広がります。
コース修了後は、中国茶文化の普及とインストラクターの情報交換のため2001年に設立された「中国茶インストラクター協会(JCIA)」に入会することが可能で、さまざまな情報交換や活躍の場が用意されています。現在、中国茶インストラクター協会には、約200名近い中国茶インストラクターが中国茶の普及のために日本国内に問わず、台湾・中国・欧米でも活躍しています。
本物の実力を備えたプロとして、日本人では最高の、茶藝技師・評茶師も輩出しました。
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※JCIAに所属していない「中国茶インストラクター」資格は、「中国茶インストラクター協会」とはなんら関わりはありません。
名称を混同しやすいのですが、授業内容と受講時間によって、実力は全く異なるものです。