開催日:6月9日(土)
時 間:14:30-17:00
場 所:華泰茶荘渋谷店3階
総会に引き続き、“元の”華泰茶荘3階にて今年度第一回の“極茶塾”が開催されました。
参加者は総会にも参加した方を中心に15名。
内容は、台湾緑茶(台湾龍井、台湾碧螺春)の新茶2種と、大陸緑茶(明前西湖龍井、明前東山碧螺春)2種の飲み比べ。
それらも香味ともにすばらしかったのですが、その後で特別に提供された最高級の碧螺春は、白い産毛が全体を覆っていて、うっとりとするような香りでした。
続いては台湾烏龍茶。
同じ“阿里山”でも、茶畑の標高の違いにより余韻に大きな差があったり、更に標高の高い梨山烏龍茶の、芳醇な味と香りには思わずため息が出ました。
その葉は厚みがあるのに柔らかく、そして茎もしなやか。
いつまでも味わっていたいと感じさせるものでした。
そして今回の目玉である、雲南省の晒青緑茶の飲み比べです。
易武山の古樹、高山寨(サイ)、老班章と、それぞれを同時に飲み比べられる機会はめったに無く、非常に貴重な経験でした。
雲南大葉種の緑茶というと渋味とか苦味が出てしまっているようなお茶に出会うこともあるのですが、古樹であったり、様々な種類の樹木と混在していて適度に日陰があるような土地に育つ茶樹の葉を適切に灘放・殺青・揉捻・晒青すれば、このような厚味と繊細さを併せ持つ、余韻の長い高品質のお茶ができることが実感できました。
飲み比べと並行して、品質の鑑定の手順やそれぞれの意義、そして標準について、更に台湾の茶産地の状況など、2時間30分の講座はあっという間に過ぎてしまいました。
次回は9月の予定です。
内容はプーアル茶の保存年数による香味の変化を飲み比べることを検討中とのことです。
詳しくは、このオフィシャルサイトやメルマガでお知らせいたします。
ご期待下さい。
幹事長 佐藤光浩
※当レポートは、協会員お知らせメルマガ6月24日号掲載の文章に写真を添えたものです。
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