秋爽茶房
茶席「秋爽茶房」では、台湾のお茶の中から代表的な8種類を選びました。
ポピュラーな凍頂烏龍茶から、日本ではあまりなじみのない台湾紅茶の日月潭まで、豊かな香りと味わいの台湾茶をお楽しみください。
秋爽茶房では、「溪水松風 月白風清」の8文字の詩をテーマに、ひとつの茶席がひとつの文字を表現しています。
それぞれの茶席主人の心づくしのテーブルセッティングもお楽しみください。
また今回は、すべての茶席に、台湾菓子または創作和菓子の手作りスイーツもご用意いたします。
台湾茶の馥郁たる香りと味わいに、ひととき喧噪を離れて、心を遊ばせていただければ幸いです。
ご用意するお茶は、第一部「渓水松風」で4種類、第二部「月白風清」で4種類の二部構成となります。
1回のお申し込みで4席4種類の中から2席2種類のお茶をお楽しみいただけます。
第一部では「渓水のコース」か「松風のコース」、第二部では、「風月のコース」か「清白のコース」をお選びください。
茶席料金 1回1500円 (50分の間に、各コース2席2種類のお茶をご用意いたします。)
開催時間 [第1部 渓水松風] 11:30 〜 12:20 12:30 〜 13:20 13:30 〜 14:20
[第2部 月白風清] 15:00 〜 15:50 16:00 〜 16:50 17:00 〜 17:50
会 場 ヒルサイドウエスト ギャラリーウエスト(受付はサロンウエストにて行っています)
※ご予約の際は、時間と茶席の組み合わせコースをお選び下さい。
第一部 渓水松風
第1回 11:30 〜 12:20
第2回 12:30 〜 13:20
第3回 13:30 〜 14:20
(各回とも「渓水のコース」または「松風のコース」をお選びください)
「溪」の茶席
茶 杉林溪高山茶 茶席主人 米岡芙美
台湾南投県は私の故郷です。
この南投県竹山鎮の標高1600~1800メートルの杉や竹などの森に囲まれた高地の杉林渓で、青心烏龍という品種から作られたお茶は、高山の気とふくよかな甘みをたくわえ、飲んだ後に甘い余韻が続きます。
「有朋自遠方來、不亦楽乎」
私の故郷台湾南投県に、遠方からお越し頂いた友をお迎えする気持ちで、故郷のお茶を淹れさせていただきます。
「水」の茶席
茶 東方美人茶 茶席主人 小座間貴美江
「水」をイメージしてしつらえた茶席にご案内いたします。
飲んでいただく東方美人茶は、オリエンタルビューティー、シャンパンウーロン茶等様々な呼び名で愛されてきたお茶です。
自然の空気を感じながら、東方美人の深い橙の水色、甘く爽やかな味わいをお楽しみください。
ゆったりと夏の疲れを取っていただけたらと思います。
「松」の茶席
茶 伝統凍頂烏龍茶 茶席主人 横山透
凍頂烏龍茶は台湾南投県鹿谷郷で作られる台湾を代表するお茶です。
烏龍茶は、茶師が萎凋、撹拌、揉捻、焙煎など何段階もの工程を経て、茶葉の持つ潜在的な力を引き出した魅力的なお茶です。
この茶葉から最大限のおいしさを引き出すのが淹れ手の役目と思っています。
発酵も強くしっかりと焙煎が施された伝統的な凍頂烏龍茶の深い味わいをお楽しみいただければ幸いです。
「風」の茶席
茶 梨山高山茶 茶席主人 村山由美子
代官山の駅から散策を楽しみながらたどり着く建物。
その中に一日だけオープンする「秋爽茶房」。
水墨画と書に囲まれた空間には台湾の茶芸館を思わせる風情があり、心地よい音楽が流れゆっくりとした空気が漂っています。
「風」の茶席でお出しするのは梨山烏龍茶。透明感のある甘みと余韻を楽しみながら、日曜日の午後をゆるやかにお過ごしください。
第二部 月白風清
第4回 15:00 〜 15:50
第5回 16:00 〜 16:50
第6回 17:00 〜 17:50
(各回とも「風月のコース」または「清白のコース」をお選びください。)
「月」の茶席
茶 日月潭紅茶 茶席主人 室由美子
「秋爽茶房」でお出しする唯一の紅茶です。
台湾のお茶といえば烏龍茶というイメージが強いかと思いますが、台湾では日本統治時代から紅茶の研究・生産が盛んに行われてきました。
この紅茶が採れる「日月潭」は山々に囲まれた台湾でもっとも大きく美しい湖です。
茶席では、日月潭の秋の風情を感じていただきながら、紅茶用の新品種紅玉(台茶18号)の個性のある香りと林檎の蜜のような甘みをお楽しみください。
「白」の茶席
茶 木柵鉄観音茶 茶席主人 尾熊宏美
ようこそお越しくださいました。まずは、お茶などいかがですか?
茶壺に注がれる湯の音。茶杯の中のお茶の色。煮水器が奏でる音色。
ひと時ですが、穏やかな時間を心ゆくまで楽しんでいただきたい。
一人のお茶も穏やか、夫婦のお茶も優雅。
友とのお茶には、人のつながりがあって楽しい。
今日は、日常を忘れ、世間の喧騒から解き放たれ、日本でもない、東京でもない、
お茶の地、お茶の世界をご一緒に共有しましょう。
「風」の茶席
茶 阿里山高山茶 茶席主人 吉村俊哉
私が初めて中国茶を飲んだのは今から約25年前、父が仕事で台湾に行った際、台湾の友人からお土産としていただいた台湾烏龍茶でした。
日本茶には無い丸い形をした茶葉を見て不思議に思いましたが、飲んでみると何ともいえない美味しさ!!
それ以来、私は台湾烏龍茶の虜となり、毎日のように飲んでいたことを覚えています。
そのような思い入れのある台湾烏龍茶の1つ、阿里山高山茶を今回淹れさせていただくこととなり、大変嬉しく思っております。
“金風”とも呼ばれる秋の風をイメージした茶席をしつらえ、心を込めて淹れさせていただきます。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
「清」の茶席
茶 文山包種茶 茶席主人 遅塚久美子
文山包種茶は別名、清茶とも呼ばれるお茶。
青茶の中では発酵度の一番低い、日本の緑茶にも似た繊細で爽やかな味と甘い香りのお茶です。
そうした清々しい雰囲気と味わいを楽しんでいただけるようなしつらえを考えてみました。
白磁に呉須で中国の花瓶が描かれた、日本茶の煎茶急須と茶碗で、繊細さを損なわないよう、やや軽めの味と香りにお淹れします。
秋深い山奥の、しんとした清涼な空気を感じでいただければ幸いです。
ご予約について
茶席「秋爽茶房」は、2つの茶席を1セットとして予約を承ります。
第一部では「渓水のコース」か「松風のコース」
第二部では「風月のコース」か「清白のコース」
のいずれかをお選び下さい。
ご予約は下記の一覧から希望時間と希望コースを探し、リンクから予約ページにお入り下さい。
3名様まで同時にご予約いただけます。
※ご予約状況は9月24日22時40分現在
- 第1回 11:30~12:20 【第一部 渓水松風】
- 渓水のコース 第1回<満席>杉林溪高山茶と東方美人
- 松風のコース 第1回<満席>伝統凍頂烏龍茶と梨山高山茶
- 第2回 12:30~13:20 【第一部 渓水松風】
- 渓水のコース 第2回<満席>杉林溪高山茶と東方美人
- 松風のコース 第2回<あと1席>伝統凍頂烏龍茶と梨山高山茶
- 第3回 13:30~14:20 【第一部 渓水松風】
- 渓水のコース 第3回<満席>杉林溪高山茶と東方美人
- 松風のコース 第3回<満席>伝統凍頂烏龍茶と梨山高山茶
- 第4回 15:00~15:50 【第二部 月白風清】
- 風月のコース 第4回<満席>阿里山高山茶と日月潭紅茶
- 清白のコース 第4回<満席>文山包種茶と木柵鉄観音
- 第5回 16:00~16:50 【第二部 月白風清】
- 風月のコース 第5回<あと1席>阿里山高山茶と日月潭紅茶
- 清白のコース 第5回<満席>文山包種茶と木柵鉄観音
- 第6回 17:00~17:50 【第二部 月白風清】
- 風月のコース 第6回<満席>阿里山高山茶と日月潭紅茶
- 清白のコース 第6回<あと1席>文山包種茶と木柵鉄観音