協会からのお知らせ

2006年春「台湾茶作りツアー」体験記

2006・4・17~21 主催:華泰茶荘
茶作りの前にまず中国文化体験】

最初の目的地は、台湾の”窯のふるさと”「鶯歌」の茶藝館です。二胡と古筝の美しい音色と、美味しいお茶を同時に楽しむという、なんとも贅沢な音楽茶会を体験。
さらに中華藝術界の人間国宝・潘燕九先生から全員に書のプレゼント!気持ちがリラックスしたところで、初日の宿泊地、台中へ出発です!

【名高い凍頂山見学】
午前11時、まずは凍頂山へ。
「上凍頂」「中凍頂」などで茶畑見学と講義をたっぷり行いました。生茶葉をさわっての品種解説や茶葉の製造、茶園管理など、現地でしか体験できない授業内容でした。

【いよいよ茶作りに挑戦!】
講義と視察の後は、いよいよ、雲の上にある茶作りの目的地、杉林渓の茶畑へ。果てしなく続く急カーブの山道を進みます。目の前は霧で真っ白で、まるで雲の上にいるかのよう…。斜面は45度ほどでしょうか。こんな中に茶畑があるとは、お茶作りも命がけです。
今回は、予定していた青心烏龍茶の茶畑が雨に見舞われたため、金萱種の茶葉でお茶つくりに挑戦!
工場の二階は、ビニールハウスのような透明の屋根になっていて、日光萎凋が可能です。一階と二階では、10度以上の温度差がありました。通常、日光萎凋は天気のよい日に屋外で行いますが、このように部屋の中で日光萎凋が行われるのは、霧の多い杉林渓工場の特徴でもあります。萎凋を行うため、茶葉を均一に広げます。少しすると、さわやかな香りが漂ってきました…。

次は、室内萎凋です。
茶葉をビニール屋根の二階から一階に降ろします。
ざるの上に移し、再び萎凋します。香りがどんどん変化していき、青臭さが消え、深い香りが漂ってきました。10分攪拌しては、2~3時間置き、これを数回繰り返します。簡単そうに見える攪拌作業ですが、これがなかなかきつい作業でした。
攪拌のタイミングは、先生から指示を仰ぎます。
これは、本からは学べないことですね!
気温が涼しいと、室内萎調に時間がかかるそうで、今日は朝まで眠れないだろうと言われ、皆さんやや動揺の様子。この間にも、茶葉の香りはどんどんと変化していきます。
そしていよいよ、最後の攪拌です。

【いよいよ茶葉が釜の中へ!】
夜中の3時頃、釜に火がついて、殺青作業に入ります。
260度を超える釜に、茶葉が入れられました。
釜の中からぱちぱちと炒めるような音が聞こえ、最初青さを残していた茶葉が、少しすると、花や果物のような香りに変わってきました。
釜の中が静かになったら、お茶の出来上がりです。次は揉捻です。茶葉に布をかぶせ、軽く揉みます。3分ほど揉んだあと、茶葉を解きます。解いた茶葉を乾燥釜に入れて、出来上がりを待ちます。出てきた茶葉は荒茶の状態。いよいよテイスティングに入ります。

本物のプロは、この荒茶の状態で買い付けてしまうのだそうです。仕入れ競争も非常に激しいのですね。 テイスティングしてみると、水色も香りも味もひとりひとり違い、お茶作りの奥深さを改めて感じさせられました。いよいよ仕上げの揉捻作業です。揉捻作業は少し危険なため、プロに任せます。茶葉を布に包み、固い球に丸め、揉捻します。60回以上揉捻が行われ、夜7時頃出来上がるとのことです。

【茶館巡りや博物館見学へ】
茶作りを終えた後も人気茶藝館を巡りや、博物館の見学など、勉強の時間は続きました。茶葉料理や様々なお茶を満喫し、台北では坪林茶葉博物館や文山包種茶の茶畑を見学。計1000㌔を超え、文山、木柵、凍頂、杉林渓の四大茶畑を巡る、充実のお茶の旅となりました。

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